シュノーケル中に何かのはずみでマスクの中に水が入ってきたり、マスクが曇ったりすることがあります。はじめての人は焦りますよね。足がつかないところだとパニックになってしまうかもしれません。そんな時に活躍するスキルがマスククリアです!この方法を知っておけば落ち着いて対処することができます。難しいことではないので、事前に練習してシュノーケリングを楽しみましょう!!
「マスククリア」って何?
マスククリアは、水中でマスクの中に溜まった水を外に押し出す方法です。マスクは目と鼻を覆っており、サイズがきっちり合っていれば隙間がなく水が入ってくることはありませんが、マスクに隙間があるか何かにぶつかってマスクがずれてしまうと隙間から水が入ってきてしまいます。視界に水が溜まってきたり、鼻で呼吸をしてしまうと海水を吸ってしまったりします。そんな時に使うのがこのマスククリアなのです。
マスククリアの手順
前置きはこれくらいにして「マスククリア」の手順を紹介します。お風呂で練習しておくと海で落ち着いてマスククリアが出来るかもしれませんね。
手順⓪:落ち着きましょう
海水が入って来ると、どうしていいか分からずパニックになってしまいがちですが、まずは落ち着きましょう。慌ててしまうと鼻から水を吸いやすくなるので、まずは落ち着いて水を吸わないようにしましょう。
手順①:マスクの上(おでこ)を押さえよう
大事なのは水が出て行く場所をつくることです。マスクのおでこの辺りを押さえると、鼻の下に隙間ができます。
[st-kaiwa1] コツは軽く押さえること!思いっきり押さえてしまうと隙間が空きすぎて逆に水が入ってきてしまいます。 軽く押さえて少しだけ隙間を作るようにしましょう[/st-kaiwa1]
手順②:口から吸った息を鼻から出そう
隙間ができたら、空気と一緒に水を外に吐き出します。マスクは鼻は覆っていますが口は覆っていません。そのため、口で息を吐いても水は外に出ていきません。必ず鼻で息を吐くようにしましょう。 息を吐くのは鼻でも、吸うもの鼻でしてしまうと水を吸い込んでしまいます。吸うのはあくまで口です。水の中では口呼吸をしているので、いきなり鼻で吐き出すのは難しいかもしれません。そのため、まずはしっかり落ち着いて、ゆっくりと「口から吸って鼻から吐く」と意識しながら息をしてみてください。3秒くらいかけてゆっくりと息を吐くのがコツです!
どうしても水が抜けない場合
一度、海面へ出てマスクをつけなおしましょう。ウェットスーツやライフジャケットを着ていれば顔を出したまま簡単に浮くことが出来ます。